| 1.まず確認しておくべきこと。 |
| みなさんは、江戸時代に描かれた麒麟(きりん)や漠(ばく)の絵を見たことがありますか? |
麒麟はキリンビールのラベルにもなっていますから、見たことはありますよね。
獏は、曽我蕭白など、多くの日本画家がテーマにしたり、彫り物として残っていますから、ネットで検索してみればカンタンに見つかると思いますので、知らなかったら検索してみてください。 |
ふたつとも想像上の生き物です。竜、妖怪、妖精などと同様、本当は存在しない伝説上の生き物です(このように書くと、竜は存在する!とか、妖怪は本当にいる!という反論のある方もいらっしゃると思いますが、あくまでも現在確認されている範囲で存在しないということです。ご了承ください)。 |
ところが現実には、キリンという生物も、バクという生物も存在します。
では麒麟とキリンは似ているのでしょうか?バクは漠のように夢を食べる生き物なのでしょうか? |
| 皆さんもご存知の通り、実際のキリンと麒麟はあまり似ていません。 |
| けれど、本物のキリンを見たことのない江戸時代の人にとって、麒麟は「世界にはこんな生き物がいるらしい」という、「自分で確認してないけど、絵に描いてあるから、多分いるんだろう」といった伝聞による信用の上に成り立っていた存在だと思います。 |
| もう少しカンタンに言うと「見たことないケド、オレ、いると思うよ」って事です。 |
これをお読みになっていただいている皆さんは、もうお気づきだと思いますが、この考え方は、非常に危険です。なぜなら、「確認せずに信じた」結果、存在しないものを「オレ、いると思うよ」って結論になってしまうからです。 |